琵琶湖の東側、滋賀県のほぼ中央に広がる近江八幡には数々の歴史的文化遺産が残り、風情ある町並みが広がります。
なかでも八幡堀は、近江八幡の代名詞とも言うべきスポット。映画や時代劇のロケ地としても有名で、映画「るろうに剣心」や「武士の家計簿」「最後の忠臣蔵」などの撮影に利用されました。船頭さんが漕ぐ船に乗っての“八幡堀巡り”や“水郷めぐり”を楽しむことができます。
豊臣秀次の開いた八幡城下は現在も美しい碁盤目状の町並みを残しています。
特に新町通り付近は近江商人を代表する豪商の屋敷や白壁の土蔵が往時を偲ばせてくれます。近江商人の暮らしを再現した歴史民俗資料館をはじめ、周辺には郷土資料館・重文旧西川家住宅があります
日本中に1500以上の建築物を設計した建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズは、この近江八幡を終生の地としてこよなく愛しました。近江八幡には、この写真の「旧ウォーターハウス邸」を始めとした、さまざまなヴォーリズ建築が残されています。
八幡掘沿いには石畳が続き、散策スポットとして整備されています。歴史ある蔵が立ち並ぶ姿や木舟がゆっくりと進む風情ある風景を楽しみながら、のんびりと歩く観光客の姿もよく見かけます。
八幡掘から続く階段をあがると、町家風のお店が集合したスポット「八幡堀 石畳の小路」があります。和た与プロデュースのカフェ「逢 茶あまな」があるのも、この石畳の小路内。ちょうど八幡掘散策の終点に位置するので、休憩がてら立ち寄りやすい雰囲気です。
近江八幡市・旧市街地にある銘菓「和た与」は、姉妹店の「逢茶あまな」から徒歩3分の場所にあります。目印はお店の前にあるこの看板。近江商人ゆかりの「でっち羊羹」から生まれた“丁稚スタイル”の飛び出坊や『とび松』くんです。
滋賀生まれの交通安全キャラクター“飛び出し坊や”をでっち羊羹でアレンジした「和た与」オリジナルの看板です。お店の前に設置された『とび松』くんの姿に「かわいい!」と記念撮影する観光客の姿も多く見られます。